うちのワンちゃん、今までありがとう

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撮影日:2010年(平成22年)1月22日

実は、つい最近まで、うちの家族はペットの犬を飼っていた。

そのペットの犬が、天国へと旅立っていった。

16歳まで生きた。

人間に例えると、100歳くらいになるそうだ。

うちのワンちゃん(ペットの犬)は、亡くなる2日くらい前まで元気だった。

私が帰宅したら、家族の者からうちのワンちゃんが危篤だと聞いた。

それで、うちのワンちゃん(ペットの犬)を家に引き取って見守ることになった。

家に引き取った時点では、意識はなかったような感じだった。

ところが、ある時急に「ワン!」と数回鳴いた。

よほど痛かったらしく、一時的に意識が回復した。

朝4時ごろ、甲高くか弱い「クーン」という鳴き声が聞こえた気がした。

そして、ワンちゃんのそばに一晩中付き添っていた父から、亡くなったと知らせがあった。


うちのワンちゃんとの思い出はたくさんある。

最初は、手提げ用のかごに入るくらい小さかった。

その後、すくすくと育っていった。

私はワンちゃんの世話は全くできなかったが、以前はボール遊びをよく一緒にやった。

私がワンちゃんのひも(リード)を持ったことは、たぶん一度だけある。

その時、ワンちゃんの引っ張る力が強かったのを覚えている。

ワンちゃん(ペットの犬)と父が別の場所にいて、弟とそこに行った時、ワンちゃんが私の所に駆け寄り、飛びついてきたことも覚えている。

つい最近では、夕食時にワンちゃんがテーブルの下に潜り、私の足元に来て、鼻をツンツン当ててきたり、しっぽをパンパン当ててきたりしていたのを思い出す。

このワンちゃんは、まったく世話をしない私にさえ、かまってくれるんだなと思った。

うちの母に、ワンちゃんが幸せだったのかきいてみたら、幸せだったと、母が答えた。

人間に例えて100歳近くまで生きて幸せだったとは、なんて恵まれているんだろう。

うちのワンちゃん、今までありがとう。


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